宮城北部で震度7、広範囲で停電・火災・津波
11日午後2時46分、三陸沖を震源とする強い地震があり、宮城県栗原市で震度7を記録した。仙台市内が停電するなど東北地方を中心に広範な被害が出ている模様だ。東京都でも各地で震度5強を記録した。気象庁は北海道太平洋沿岸、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県に大津波警報を発令、岩手県釜石市など一部に到達、車や船が流されている。予想される津波の高さは宮城県で10メートル以上、岩手県と福島県で6メートル、千葉県九十九里浜で2メートル、伊豆諸島で1メートルなどとなっている。
気象庁によると、震源の深さは約10キロ・メートル、地震の規模はマグニチュード7・9を観測。宮城県南部、中部、福島県浜通り・中通り、茨城県北部・南部、栃木県北部・南部でそれぞれ震度6強を記録した。
また、岩手県沿岸南部、同内陸北部、同内陸南部、福島県会津、群馬県南部、埼玉県南部、千葉県北西部で震度6弱となった。午後3時6分、岩手県などで震度5弱の余震を記録した。
東京都内では11日午後3時頃、江東区青海のビルから出火、炎上している。千代田区の九段会館で天井が落下、負傷者多数との情報が警視庁に寄せられた。東京消防庁によると、荒川区のマンションと、墨田区のマンションで地震直後、火災があったとの通報が入っている。盛岡市内は広範囲に停電し、信号機も止まっている。盛岡中央消防署によると、市内で火災が発生している。市内の建物ではガラスが割れ、落ちている。
結構揺れましたね、余震に気をつけましょう。